梅雨時の楽器の手入れ。
今年は日本本来の湿度の高いジメジメした天気が
続く典型的な梅雨ですね。
絃楽器には大変苦手なシーズンですが、ではどの様に
対処すれば良いのでしょうか?
1番良いのは楽器を弾き終わった後指板や顎当て弓のフラッグ
を中心にしっかりと汗や松脂を拭き取ってあげる事です。
柔らかい布等ではなく一回ごと使うテイッシュペーパーで
拭き取るのが良いかと思います。
又楽器を弾く時にお部屋のエアコンを少し強めにつけてあげて
お稽古すると良いですね!
湿気を取る為にケースの中に乾燥剤を入れる方がいらっしゃい
ますが、逆に強力に除湿してしまう為に楽器の木目に沿って
ヒビ割れを起こし大事になる事が多々あります。
どんなに湿度が高くても乾燥剤をケースの中に入れるのは
やめてくださいね!
絃楽器やピアノは乾燥気候の西洋から来た楽器なので湿度が苦手ですが
この湿度の高い日本の気候に慣れさせてあげる事も大切です。
楽器も人間と一緒でその土地土地の気候に馴染んで行きますので
余り湿度に神経質にならない様にしてあげましょう。
七海浩一郎