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梅雨時の楽器の手入れ。

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

梅雨時の楽器の手入れ。

今年は日本本来の湿度の高いジメジメした天気が
続く典型的な梅雨ですね。
絃楽器には大変苦手なシーズンですが、ではどの様に
対処すれば良いのでしょうか?

1番良いのは楽器を弾き終わった後指板や顎当て弓のフラッグ
を中心にしっかりと汗や松脂を拭き取ってあげる事です。
柔らかい布等ではなく一回ごと使うテイッシュペーパーで
拭き取るのが良いかと思います。
又楽器を弾く時にお部屋のエアコンを少し強めにつけてあげて
お稽古すると良いですね!

湿気を取る為にケースの中に乾燥剤を入れる方がいらっしゃい
ますが、逆に強力に除湿してしまう為に楽器の木目に沿って
ヒビ割れを起こし大事になる事が多々あります。
どんなに湿度が高くても乾燥剤をケースの中に入れるのは
やめてくださいね!

絃楽器やピアノは乾燥気候の西洋から来た楽器なので湿度が苦手ですが
この湿度の高い日本の気候に慣れさせてあげる事も大切です。
楽器も人間と一緒でその土地土地の気候に馴染んで行きますので
余り湿度に神経質にならない様にしてあげましょう。

七海浩一郎

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続く秘訣は親御さんも楽しむ事

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

続く秘訣は親御さんも楽しむ事

こんにちは
「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の中陳です。

私がヴァイオリンが続いた理由はどんな事があるだろう。
お友達と合奏する事など答えは出てきますが、
母が「私も楽しかった」と。

中でも合宿のお話が今でもよく出てきます。
その頃は数家族と同じ部屋で寝泊まりをしていました。
同室の親御さんたちで、お話など楽しい時間もあったそうです。

合宿中には子供の栄養を考えて、少し野菜不足だわと合宿所からピーマンを買いに行ったお母さん。
寝相が悪くお友達のお母さんを蹴っていた子。
母から聞いた面白いお話は尽きませんが、
何十年も経った今も鮮明に思い出せるのですから、相当楽しかったのだと思います。

合宿に参加して、お母さん同士仲良くなると
自然と子どもたちも仲良くなります。
子供には親御さんの影響は大きいですし
友達のお母さんが自分のこと優しく気にかけてくれると
子どもはそのお母さんが大好きになります。

合宿や合奏会、一緒に成長する場がたくさんあることが
スズキメソードの素晴らしいところです。

やめようか、どうしようか悩んだ時に
他のお母さんに説得されると、もうちょっと頑張ってみようかな思い留まる方も
いらっしゃいます。
お母さん同士の絆があると、子供もおけいこが続いていきます。

私のお友達が合唱もしており、よくコンサートに行きました
お母さん同士の関係がうまく行っているから、コンサートのお誘いがあり
そのお誘いのおかげで私は合唱というものが身近に感じられるようになりました。

親御さんにも楽しい時間があること
これも長く続く秘訣のようです。

この記事を書いてみて、ふと考えてみたら
今私のクラスで続いている高校生、大学生は合宿に参加した子供たちです。
みんな参加していたと改めて知り、100%とは驚きです。

長く続ける為に
是非親御さんも楽しんでください。

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辞めるの3文字は急がずに!

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

辞めるの3文字は急がずに!

こんにちは
「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の中陳です

おけいこを続けていくには

子どものモチベーションの上がり下りに上手に付き合う事が大切です。
小さい頃から練習大好き、モチベーションは上がったままです!なんて子がいたら
会ってみたい(笑)
子供たちも何かしら、浮き沈みはあります。

おけいこはヴァイオリンに限らず毎日することが大切ですが
お勉強も少しづつ大変になっていき、ゲームの時間は短かくなり…。
やりなさい、やりたくないの堂々めぐりになること、よくあるお話です。

毎日のおけいこはお母さんのサポートは必要ですが
子どもは少しずつ口答えするようにもなりますし、反抗期もきて
親子バトルが始まってしまう事もしばしば。

子供はゴロゴロしたい
でも親だってゴロゴロしたい。
私もゴロゴロ大好きです。

そんなこんなでヴァイオリンを辞めたい!と真剣な顔で言われたら
ご両親も、おけいこはしないし、そんなに嫌なら辞めてしまおう!と安易に答えを出してしまう方が、多くいらっしゃいます。

長く続けるためには、おけいこの方法を変えること。
幼稚園児には幼稚園児の、小学生には小学生の、反抗期の子供には反抗期の、受験生には受験生の、その子にあった練習方法、練習時間と言うのも大切です。

今現在辞めたいと言ってても、続けていくと、
必ず音楽の良さを感じ、必ず好きになります。

ここで厄介のが、ヴァイオリンって素敵だなと思えるのが
高校生、大学生、社会人と、ある程度成長してからなのです。
よく耳にするのは、「続けていらば良かった」と。

ヴァイオリンがステキなものだと気づいた時に
傍らに楽器があるかどうか、これがとても重要なポイントです。
それでその子の人生豊かになるかどうかにも影響します。

子どもの様子を見て、辞めるという言葉が頭をよぎっても
どうぞすぐ答えをださないでください。
悩んだらまずご相談を!

解決方法は必ずあります。

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上達するために必要なこと

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

上達するために必要なこと

こんにちは。「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の安田です。

「楽器が上達するためには何が必要?」

皆様はこの質問をされたら何と答えますか。

ジャンルが違いますが、将棋の羽生善治九段、藤井聡太竜王、2人に、物事を上達するためのコツを伺うインタビューがあり、印象に残ったので、今日はその話を書きたいと思います。

2人のことは、将棋が詳しくない方も知っている方が多いのではないでしょうか。藤井聡太さんはまだ20歳と若いですが、デビュー戦から29連勝という大記録を打ち立て話題になりましたね。

「上達するためには何が必要か?」

羽生さんの答えは「集中する時間を長くすることが上達につながっている」でした。

確かに、楽器をはじめたばかりの小さな生徒、最初はすぐ「つかれた〜」と言ったり、フラフラしてしまったりする子が多いですが、だんだん出来ることが増え、夢中になってくると2分、3分、5分、10分、30分と集中する時間がどんどん長くなっているなと。

集中する時間が長くなった頃には、いつのまにか弾ける曲が増え、上達もしています。

何かに夢中になり集中することは、他の分野にもいきていきそうですね!

さあ、藤井さんは何と答えたでしょうか。

答えはとてもシンプルで「上達には楽しいという気持ちが欠かせない」でした。

好きで楽しんでいる子は、自ら積極的に練習し、どんどん上手くなっていますね。

「集中すること、楽しむこと」

生徒が集中し楽しめるよう、日々試行錯誤しながらレッスンをしよう!と改めて感じたエピソードでした。

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世界共通という素晴らしさ

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

世界共通という素晴らしさ

こんにちは 「なないろ音楽教室」
ヴァイオリン講師の中陳です。

ヴァイオリンを習い、教えていて良かったなと思うことは数知れませんが、
一番はヴァイオリンは持ち運びがしやすく、コミュニケーションツールになるということです。

私の生徒さんはお父さまの海外転勤、また留学をした子がたくさんいますが
みなさんバイオリンを持って日本を離れます。
海外では言葉も違い、友だちもいない世界に飛び込まなくてはいけません。
現地の学校に行ったら、会話はもちろん、勉強も宿題も外国語。
はじめは緊張する毎日のことと思います。

そんな生徒たちは、海外生活の中で、ヴァイオリンは素晴らしい楽器だという事を改めて感じたと言います。
自分の傍にヴァイオリンがあることで、その国の人たちとセッションするという楽しみが出てきます。
はじめは友人がいなくても、楽器を通して人間関係が広がっていくと、海外生活が楽しく豊かになり、
充実した日々に変わっていきます。

世の中の音楽にはジャンルがたくさんありますが、
クラシックが何より素晴らしい!

クラシック音楽は「世界共通」ということ。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、etc…
作曲家が曲を作ってから何百年も経っていますが、今も変わらず愛され、演奏されています。

1つの曲を一緒に弾くのも良いでしょうが、Duo 、trio、quartetto、octetなど少人数で演奏するのも素敵なことですし、
編成の大きいオーケストラに参加し、たくさんの仲間と演奏するも楽しいでしょう。

ヴァイオリンを、クラシック音楽をやっていたら言葉はいりません。
共通の曲だからこそ、海外の人とも迷うことなくセッションができます。
自分が弾ける曲を海外の人が演奏していると
それだけでも嬉しく、躍動するのではないでしょうか。

世界共通の曲を一緒に演奏し、そこで人と人のつながりを築いていく
これがクラシック音楽の醍醐味です。

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音楽は世界を救う

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

音楽は世界を救う 
パブロ・カザルスを涙させた全国大会

こんにちは
「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の中陳です

春に行われるスズキ・メソードの全国大会(現グランドコンサート)
第一回目は1955年東京体育館で行われました。

全国から大勢の子ども達が集まり、
リハーサル無しの、ピッタリ息のあった演奏。
スズキ◦メソードならではの大合奏です。

子どもたちは協調性のある、輝いた音で演奏する。
鈴木鎮一先生の願いが込められたコンサートです。

1961年3月27日の全国大会に
鈴木鎮一先生が偉大なチェリストのパブロ・カザルス夫妻をご招待しました。
子どもたちのキラキラ星変奏曲、ヴィヴァルディのコンチェルト
そしてサン=サーンスの白鳥などの1200人の演奏を聴いてとても感動され、会場で話されたメッセージ。

「私は今、最も感動的な場面に列席しています。
私たちが見聞きしていることは、外見的に見られる事より遥かに重要な意味を持っていると思われます。
私は、世界のどの国でも、このような愛情と誠実な心を持った人たちを見ることはできないと思います(中略)

私がこの国に来て感じたことは、人々がより良き世界へ到達したいという願望が示されていることであり、
また私に強い印象を与えたのは、人生の最も高貴なものに対する欲求でありました。
大人がこの子どもたちの事を考え、高い心と高貴な行いで、第一歩を始めさせることはなんと素晴らしいことでしょう。

「世界は音楽によって救われるでしょう」

カザルスは1876年スペインカタルーニャ地方で生まれ、
バルセロナ私立音楽院でチェロ、ピアノ、作曲などを学び、のちに同音楽院で教壇にもたっています。
演奏家としパリ、ニューヨークを拠点として世界各国で演奏活動をしていましたが、
第一次世界大戦の影響でスペインに戻り、その後スペイン内戦でフランスに亡命。
カザルスが音楽活動を続けていく中、戦争の悲惨さ、また音楽の大切さを思い
この言葉が出てきたのではないでしょうか。

今、ロシアのウクライナ侵攻の報道、
ロシアに連れ去られる子どもたち痛々しい報道を耳にするたびに
胸が締めつけられます。
そしてこのカザルスの言葉、鈴木鎮一先生の信念が脳裏から離れません。

全世界で鈴木鎮一先生の願い、真髄が伝わっていたら
きっとこの争いは起こらなかったでしょう。
そして、ウクライナ侵攻の一日も早い終息を願っています。

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続ける大切さ

続ける大切さ 

こんにちは
「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の中陳です。

ヴァイオリンが大好き!という子
ヴァイオリンは大キライと堂々という子
キライって‥その言葉、目の前にいる先生に言っちゃう?(笑)
空気なんて読めるわけもない幼稚園児の言葉。

でもこれがまた、ヴァイオリンがキライ!と言っていた子が、ずっとキライな訳ではなく
コツコツ続けて成長していくとヴァイオリンの良さに気付き、特別な存在になっていきます。
なので何を言われてもへっちゃらです。

そうなるまでには、ゲームなどやりたいことをガマンして練習し努力しなくてはなりませんが、
頑張って練習を続けていくと上手にもなりますし、上手になれば楽しくもなり、それと同時に自然と忍耐力がついていきます。
忍耐力は勉強する時はもちろん、仕事をする上では尚のこと必要になってくるものです。

辞めたいと私に言ってきた子どもに、10巻のモーツァルトが弾けるようになったら辞めてもいいよ、
と言うと、「分かった!10巻にいったら辞める!」
と返事が返ってきたら、こちらのもの!
そこまでの道のりは長いですが
モーツァルトを弾ける頃にはバイオリンを好きになっている年頃でしょう。

私の手のひらで転がされている素直な子どもは
練習しないと弾けるようにならない曲を弾き、努力家になっているはず。
そして、弾ける頃には辞めるという選択肢は消えています。

子どもが辞めたいと言うから辞めようと、親も簡単に受け入れてしまうと、
音楽の良さ、バイオリンの良さを知った時に、中途半端にやっていたことを後悔することになり
なんと残念なこと、なんと気の毒なこと。

忍耐強く一緒におけいこに携わってきた親御さんにとって
子どもがヴァイオリンを楽しむ姿は嬉しく、感慨深いものがあるのではないでしょうか。

長く続け頑張ってきたからこそ楽しめるヴァイオリン
おじいちゃんおばあちゃんになるまで楽しんでほしいですね。

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人こそ人の鏡

なないろ音楽教室 人の振り見て我が振り直せ

人の振り見て我が振り直せ

こんにちは
「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の中陳です。

教室で、個人レッスンと平行して行う合奏会。
まだ習ってない曲を弾いている生徒に刺激されたり、憧れたり。

合奏会でみんなと並ぶと子供がどんな姿勢で弾いてるか分かります。

みんなとかっこ良く弾いているな、まずい!姿勢が悪いな、
などおけいこのポイントを見つけるきっかけにもなります。
合奏会はヴァイオリンが上手になる近道。

まさしく、「人の振り見て我が振り直せ」ですね。

余談ですが、この表現江戸中期からのだそうで、作曲家でいうとバッハ、ヴィヴァルディの頃ですね。

中陳伸子

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ことばを選ぶ

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

ことばを選ぶ

こんにちは、下丸子にある「なないろ音楽教室」バイオリン講師の中陳です。

「上手だったよ、悪いところを除けばね」

よく鈴木鎮一先生がおっしゃっていた言葉。

こんな言葉をもらうと生徒は
私は上手なんだ!でもおけいこして、悪いところ直して上手にならなきゃ!と。
鈴木先生のこどもをやる気にさせる言葉はいくつもあります。
子どもを本気にさせる巧みな技。
ことばを考えて使う事、選んで使う事。
指導する上でとても重要な事だと感じる今日この頃です。

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元気な小学生

なないろ音楽教室 音ちゃん

元気な小学生

寒い日が続いていますね、なないろ音楽教室バイオリン講師の中陳です。

私の自宅の学区は集団当校で、ちょうど子供の集合場所です。
他愛のないことを大きな声でおしゃべり。たまにケンカもしてます(笑)
集合場所を見守る近所のおじさんも、負けずに元気。
それを聞いて、こちらも1日のスタートです。

この子ども達がアンサンブルしたらどんな演奏になるのでしょう。おもしろそう。

中陳