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夏の虫の音

なないろ音楽教室 大田区 下丸子

10年程前でしょうかヨーロッパ音楽の中心地オーストリアのザルツブルグやウイーンへ夏休みのとき生徒たちを引率して行った時にモーツァルトやベートーベンが散歩して歩いていた道を私達も歩いてみました。プラタナスの森の中、魚が見える小川の脇道を歩いていて気がついたのですが遊歩道は小川のせせらぎの音のみ後は我々の歩く音だけ、何故か私の感じる日本の夏と妙に違っていました。 何が違うのか歩きながら日本の夏の森の中を思い出していてハ!と気がつきました。


蝉や虫の鳴き声が無いと言う事です。 日本の夏の森の中でしたら「ミーンミーン」ミンミン蝉「 ジージー」アブラ蝉「 ツクツクホーシ」ツクツク帽子蝉「 ヒヒヒヒー」ひぐらし蝉が時間帯を替え「 岩にしみいる蝉の声」ばりに鳴いています。又日本の夏はスーイッチョンやコオロギ、キリギリスの鳴き声も賑やかに鳴いています。 ヨーロッパではその虫の音がまったく聞こえないのです、小川のせせらぎの音、風が吹いて森の葉をならす音、小鳥の鳴き声、位しか聞こえて来ません! だからでしょうか?


モーツァルトもシューマンもベートーベンも虫の音をモチーフにした楽曲が無いのです。小川や風音小鳥の鳴き声をモチーフにした楽曲は結構あるのですが! 帰国後調べてみたのですがヨーロッパでもイタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、の南ヨーロッパ以外では寒い為鳴く虫がいないようです。


又ヨーロッパの人は虫の音を雑音公害と感じ、日本人が虫の音に風流と感じる感覚の違いも虫の音をモチーフにした楽曲が無いのかもしれませんね!


私の知る限り虫の音をモチーフとした有名な曲は 熊蜂の飛行」位ですかね。


今朝犬を連れ多摩川土手を散歩していて蝉やコオロギの鳴き声を聞きながら、ヨーロッパの小川の脇道の散歩を思い出しました。


なないろ音楽教室講師、七海

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「ダ・ポンテ」

ダ・ポンテ

「ダ・ポンテ」

こんにちは。「なないろ音楽教室」ヴァイオリン講師の安田です。

先日、音楽劇『ダ・ポンテ〜モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才〜』を観てきました!

ダ・ポンテとはどんな人物?今日はダ・ポンテについて簡単に解説したいと思います。

モーツァルトの名作オペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」

200年以上を経て今もなお愛される作品が誕生した背景には、台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテの存在がありました。

1781年ウィーン。女好きで詐欺師のダ・ポンテは、ある事件を起こし、故郷ヴェネツィアを追われ、その才覚と手練手管でウィーンの宮廷劇場詩人の座までのぼり詰めます。

しかし宮廷作曲家アントニオ・サリエリに言われるがままに書いたオペラの処女作を酷評され、行き場を失ってしまいます…

そんなダ・ポンテの前に現れた、作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

彼もまたあふれる才能を持て余していて、二人は意気投合。革新的なオペラを作ることを決意します。

曲について勉強する時に、作曲家や背景も分かると音楽の幅が広がり、更に楽しめますね。

皆様も是非、演奏するだけでなく、作曲者や背景について調べてみてください♪